河野實先生のこと---「愛と死を見つめて」の著者

あんあん

2014年08月09日 21:39

愛と死を見つめて」という本、あるいは映画をご存知でしょうか?
1963年、大学生・河野實(こうの まこと・マコ)さんと骨肉腫で亡くなった恋人・大島みち子(ミコ)さんとの往復書簡を書籍化したもの、そしてその大ベストセラーをきっかけにテレビドラマ化、映画化、歌のレコード化と一世を風靡した物語のタイトルです。

その中心人物・著者である河野實先生とは、平成の初めに私が勤務していた会社で先生が顧問をしていらした事もあり、よくお会いしている方でした。
当時私は、その会社の社長室編集担当という任務にあり、社内報の取材・編集・DTP作業、そして超多忙な社長の挨拶文等のリライトを担当しておりました。

3日前、Facebook友達とのやりとりの中で、ひょんなことから当会社での話題を書いている内に、河野實先生の話題になり、そうだと思い友達申請、FB友達になり、先生のタイムラインをひとしきり読み、社内で開催された先生講演のDVDを久しぶりに取り出して視聴するという、この2、3日「河野實」づくしで過ごしておりました。

先生はその後もジャーナリスト、物書きとしてご活躍、最近マコは生きた!ミコとの別れから50年(展望社)を出版されたようです。

録画(VHS)された当講演は、「時代感覚を身につけよう」という演題で、現在でも参考になるような興味深い内容になっております。
私はその講演会の司会をさせて頂きましたが、先生のプロフィールを紹介するにあたり、「愛と死を・・・」の本に出会った石垣島でのエピソードを話し、「復帰前の沖縄で、地理的にも文化的にも遠く離れた石垣島でも読まれていた・・・」とお話ししたところ、先生にたいへん恐縮がられ、喜ばれた事を覚えております。

当日は会社の事業方針発表会のいわば目玉イベントとして、来賓、協力会社も多数臨席しての講演会でしたが、当会社が株式上場を果たした事もあり、講演後の懇親会もあり、朝から賑わったいちにちでした。


河野實先生登壇の前に、プロフィールをご紹介(DVD画像より切り取り)


おそらく、当日の会場を整えた後に撮った、社長室メンバー

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