2015年04月04日

ウチナーグチから見える文化社会---第68回口承文芸学会研究例会

(続き)
手元に写真が無かったこともあり、後先になってしまいましたが、当日のメイン講演そしてプログラム第一番目は、國學院大學教授である久野マリ子(クノ マリコ)先生のお話しでした。

当日写真をしきりに撮ってくださっていた大学院生・ヤマカワさんから大量に画像を送って頂いたこともあり、遅ればせながらの記事アップです。

私自身、ことばについては、特に最近はこのサイトでも生まれ故郷・黒島の言葉をシリーズで掲載している事もあり、自らの登壇が気になりながらも、しきりにメモをとっていたひと時でした。

久野先生の事を調べさせて頂いていると、なんと書いていらっしゃる論文の中に下記のものがあって、歓声を上げてしまいました。
インヌ パーヌ ヌム(犬の歯の蚤)-琉球方言の諺-

(國學院雑誌115-4 國學院大學 平成26年4月)
※サイトへ入った後、「 研究者データベース(K-ReaDへ) 」をクリックしてください。

短い解説とはいえ、下記に私も「インヌ パーン ヌンヌ アタルン」について書いているのです。
キュウヌ シマムヌイ(今日の黒島方言)【15】(2014/04/17)

※講演をお聞きしながらの、我がメモの中から。
・日本語は全部方言
・それぞれの言語によって、名前の付け方が違う。 → ミーアキャット、針ネズミ
・沖縄には格言のようなものが多い。
・「帰りましょうね。」、「行きましょうね。」と言って、自分だけ行ってしまう。
 (↑ これには、笑ってしまいました。)
・「殺す」ではなくて、「死なせる」と言っている。

ウチナーグチから見える文化社会---第68回口承文芸学会研究例会
講演中の久野マリ子國學院大學教授

ウチナーグチから見える文化社会---第68回口承文芸学会研究例会ウチナーグチから見える文化社会---第68回口承文芸学会研究例会
パワープイント画像を示しながらのご説明
右:例えば、扇(おうぎ)の各地域ごとの言い方の紹介


ウチナーグチから見える文化社会---第68回口承文芸学会研究例会
熱心に聴き入る参加者
(続く)



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